【遊戯王SS】遊星「異議あり!その矛盾は見逃さない!」

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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:10:40.42 ID:seC9Oo+j0

ダークキリュー「ふははは!今日もこのエドミノシティを恐怖に陥れてやるわー!」

市民「キャー!」「助けてくれー!」

ダークキリュー「ふはははは!この町はもはや、われらダークシグナーンの物…」

??「待てーーい!」

ダークキリュー「何!?だ、誰だ!?」

??「このエドミノシティで悪を働こうなど…笑止千万!この俺が退治してくれよう!」

ダークキリュー「ま、まさか貴様は!?」

キングマン「誰が呼んだかその名前…。俺の名はキングマン!」

ポポポンポン! デレッデッデデデデデデーン デーデン!テレレー
==============================
某日 某時刻 遊星決闘相談所

遊星「……なんだ、これ」

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2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:11:41.43 ID:lHavW+ea0
なんだこれはこっちの台詞だよ

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:13:21.56 ID:NP1oWnH+0
助手はアキさんなのかな

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:15:35.35 ID:seC9Oo+j0

十六夜「知らないの遊星?今ヤングに絶大な人気番組、キングマンよ!」

ユーセイ「キングマン…。ジャックによく似た着ぐるみだな」

十六夜「ジャックを基にした特撮ものだから。…私も実は好きだったりするのよ」

ユーセイ「そうなのか。それほど人気なのか…」

十六夜「勿論、子どもたちにも人気みたいね。…龍亜とかも好きじゃないのかしら」

ユーセイ「……へー」

=================================

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:20:01.90 ID:seC9Oo+j0

某日 午前9時 遊星決闘相談所

キュイィィィィン

チュンチュン……

ユーセイ「鳥のさえずり…。もうこんな時間か。…また徹夜してしまった」

ユーセイ「いかんいかん。いつも寝るときは寝ろと、アキに言われているのに…」

トルゥゥゥゥ トルゥゥゥゥ

ユーセイ「はい、遊星決闘相…」

十六夜「ゆ、ユーセイ!た、大変よ!」

ユーセイ「アキか…どうしたんだ。そんなに慌てて」

十六夜「大変…!キングマンが!キングマンが!……敵のダークシグナーンを殺しちゃった!!」

ユーセイ「…………それって、フツーのことじゃないのか?」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:24:25.43 ID:seC9Oo+j0

十六夜「そうじゃないのよ!…と、とにかく!テレビを見て!テレビを!」

ユーセイ「朝から元気なやつだ。…分かったから落ち着け。…どれどれ」

ピッ

アナウンサー「緊急ニュースです!な、なんとぉ!コナミ撮影所で殺人事件です!」

ユーセイ「殺人……事件?」

アナウンサー「殺害容疑がかけられているのは、キングマン役の…あ!容疑者が出てきました!ち、ちょっと押さないで…!」

ユーセイ「さ、殺害だってぇぇぇ!?」

十六夜「そうなのよ!…本当に…殺しちゃったみたいなのよぉ!!!」

ユーセイ「な、なんてこった…」

アナウンサー「なお、今回は決闘が絡んでいる事件のようで…裁判は、決闘者が裁判を行う、決闘裁判が行われるようです…」

ユーセイ「決闘…裁判……またか」

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8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:22:20.62 ID:NP1oWnH+0
ジャックが逮捕されるのはいつものこと

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:25:34.65 ID:vIjr42yl0
容疑者ジャックアトラス

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:13:28.75 ID:PqZ4cVIzO
あー前に書いてた人か?

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:30:53.54 ID:seC9Oo+j0

>>4
そうです、また書くのでよろしくおねがいします

>>10
十六夜を名前のところでカタカナでかくと、ちょっとバランス的に見にくくなるんだ。だから漢字
セリフの中では原作を意識してカタカナだけどね。

某日 某時刻 ネオドミノシティ警察署内・留置所

ユーセイ「また…決闘裁判か」

十六夜「決闘裁判…それは、決闘がらみの事件が多い、この世の中」

ユーセイ「弁護士だけでは決闘についての知識が浅い…。だからこそ、決闘者による裁判制度が設けられた」

十六夜「一見無茶な裁判方式だけど…この裁判制度のおかげで、こうやってキングマンの弁護をすることができるわ!」

ユーセイ「…一体誰に説明しているんだ?」

十六夜「そんなことより…一体キングマンを演じていた人ってどんな人なのかしら」

ユーセイ「軽く流したな…。さあ、それはニュースでもよく見えなかったしなぁ…」

十六夜「きっと、恰好よくて、爽やかなイケメンに違いないわ!…キングマンをやってるぐらいだもの!」

ユーセイ「…まあ、確かに俺のイメージもそんなものだな」

十六夜「キングマンだもの!…やっていないに違いないわ!…あ、来たわよ!」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:34:31.69 ID:seC9Oo+j0

??「あ…あのぉ……すいません。あなたが…弁護士のぉ」

ユーセイ「そ、そうだ…俺が…ふ、不動遊星…」

ドラガン「…き、恐縮です。わ、私…ドラガンと申します」

十六夜「…あ…あ………あ」

ユーセイ「ち、お、おい!」

十六夜「ユーセイ…」

ユーセイ「え?」

十六夜「この感じ…これは完璧にやってるよ!!!」

ユーセイ「おい!何言ってんだよ!!」

ドラガン「ひ、ひい!すいません!でも…私もこの風貌なので…私も悪いんですよ!!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:38:54.07 ID:seC9Oo+j0

ユーセイ「いや、依頼人はそんなこと言わなくても…。と、とにかく!俺がこの事件の弁護をしよう!」

ドラガン「すいません。恐縮です…。この顔立ちとか…昔から怖がられてて…ロクに友達もできなかったのに…恐縮です!」

ユーセイ「恐縮の使い方間違ってないか?…」

十六夜「なんだか可哀想な人に見えてきたわ…。きっと、私達が守ってあげないといけないのね!」

ユーセイ「さっき『完璧にやってるよ!』って言ってたやつが何を言っているんだ…」

十六夜「大丈夫ですよ!…確かに、顔とか風貌はアレですけど…内面は綺麗なんですから!」

ユーセイ「フォローになってない!」

ドラガン「き、恐縮ですううううう!!」

ユーセイ「喜んでいるのか、または傷ついているのか………分からない」

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15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:35:29.08 ID:NP1oWnH+0
確かにニボサブさんとドラガンにてなくもないな

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:45:31.77 ID:seC9Oo+j0

某日 某時刻 警察署前

ユーセイ「と、いうわけで弁護をすることになったわけだが」

十六夜「まずは、状況と証拠を把握しないとね!」

ルア「ゆ、ユーセイ!!あ、本当にいた!!」

十六夜「ルア!…どうしたの、こんなところに来て」

ルア「ゆ、ユーセイ!…キングマンの裁判…弁護するって、本当!?」

ユーセイ「情報を手に入れるの早すぎるだろ…。一体どこから漏れているんだ?」

ルア「アキねーちゃんのツイッターに書いてたよ」

ユーセイ「イザヨイちゃん!お前…」

十六夜「いいじゃない。どうせ…裁判は明日なんだし。…それと龍亜、私の事はイザヨイと呼んで」

ルア「なんで!?」

ユーセイ「なんでも、今はそう呼ばれたいらしい。…とあるものを意識して」

ルア「そう…。と、とにかくユーセイ!絶対にキングマンを無罪にしてくれよな!俺、信じてるから!」

十六夜「そっか…。龍亜は、キングマンの大ファンだもんね」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:50:32.36 ID:seC9Oo+j0

ルア「うん!…ここだけの話、俺コナミ撮影所には何度も行ったことあるんだぜ!」

ユーセイ「そんなに好きだったのか…」

ルア「だってさ!デッキはチーム5D’sのカードを使って、皆の魂がこもったデッキを悪を倒す…かっけーよなぁ!」

十六夜「熱い決闘も見ものよね」

ルア「うん!…デッキに入れているカードは全てピンざし。すべてはキングマンの実力次第!…俺もやってみてー!」

ユーセイ「やめた方がいいと思うがな…」

十六夜「まあ、ユーセイはいつでもガチだから…いろんな意味で」

ルア「俺もさ…こっそりと決闘を…あ!やっばい!これ以上はいっちゃいけないんだった!」

ユーセイ「?…どうしたんだ、ルア」

ルア「な…なんでもないやい!と、とにかく明日の裁判頼んだよ!キングマンを無罪にしてくれよ!」

十六夜「分かったわよ!…よし、遊星!証拠品をあつめにいくわよ!」

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20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 00:57:01.02 ID:seC9Oo+j0

某日 某時刻 ネオドミノシティ決闘裁判所

ユーセイ「しかし既に裁判の日だ」

十六夜「早い…。証拠、それだけしか集まらなかったわね」

証拠品
なぞの目玉のアイテム
キングマンの決闘盤
ダークキリューの決闘盤

ユーセイ「まあ…十分…といえば十分だ」

十六夜「どこがよ!」

ユーセイ「やめろイザヨイちゃん!…こっちを…こっちを見てるんだ…泣きそうな目で」

十六夜「…は!ど、ドラガンさん!」

ドラガン「…うぅ。私は駄目だ…どうして、どうしてあの時私は死んでおかなったのだ…。どうして私はこんな怖い顔をしているんだ…」

十六夜「あんな大柄なのに…凄いネガティブだわ」

ユーセイ「ああ。俺も驚いた…ともかく、だ。今からネガティブな発言はなしだ。依頼人が…もう泣かないようにしないと」

十六夜「そ、そうね…」

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22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 01:01:22.55 ID:seC9Oo+j0

ガクエンチョー「それでは、裁判を始めたいと思います」

ユーセイ「裁判長は…GXの学園長か」

十六夜「やっぱり…ハゲの部分を含めて六割ぐらい似てるわね」

ガクエンチョー「ふむぅ。…人気テレビ番組がらみの事件だけとあって…ちょっと緊張しますなぁ…ほほ!」

ユーセイ(ちょっと浮かれてるんじゃない!)

ガクエンチョー「そして…検事がいないわけですが…どうしたのですかな?」

カカリイン「裁判長!…ヒソヒソヒソ」

ガクエンチョー「ふむぅ。…どうやら、この裁判の結果を楽しみにしている人達の行列に巻き込まれて…ちょっと遅れているみたいですな」

十六夜「どんだけあるのかしら…行列」

ユーセイ「しかし、逆にありがたい…ここで、証拠品をしっかりとチェックしておこう」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 01:02:39.19 ID:seC9Oo+j0

・キングマン    残りライフ200
フィールド
レッド・デーモンズ・ドラゴン

魔法&罠
バスター・モード
聖なるバリア‐ミラーフォース‐

手札
レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター

墓地
ダーク・リゾネーター
バイス・ドラゴン
クリムゾン・ブレーダー
攻撃の無力化
クリエイト・リゾネーター
TGワーウルフ
チューニング・サポーター
禁じられた聖杯
リビングデッドの呼び声
フォース・リゾネーター
死者蘇生
エフェクト・ヴェーラー
ビッグ・ワン・ウォリアー
救世竜 セイヴァ―・ドラゴン
メタモルポッド

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 01:04:09.94 ID:seC9Oo+j0

・ダークキリュー          残りライフ0
フィールド
インフェルニティ・デス・ドラゴン

魔法&罠
緊急同調

手札
なし

墓地
ヘルウェイ・パトロール
インフェルニティ・デストロイヤー
虚栄巨影
ブリキンギョ
ダーク・グレファー
ジェムナイト・パール
インフェルニティ・ビートル
インフェルニティ・ガン
インフェルニティ・ビートル
インフェルニティ・デーモン
インフェルニティ・ビートル
大地の騎士 ガイア・ナイト
攻撃の無敵化
インフェルニティ・ネクロマンサー
ガチガチガンテツ
無の煉獄

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 01:08:53.42 ID:seC9Oo+j0

ユーセイ「ふむぅ…。墓地が多いな。まあ、当然と言えば当然だが」

十六夜「これだけ情報量があると、考えるのも大変だわ…」

キリュー「へ!そんな弱気で弁護は大丈夫かよぉ!」

ユーセイ「キリュー!?…まさか、今回の検事ってのは…」

キリュー「そうよぉ!この俺よぉ!…へっ!キングマンの相手は俺ってか…いい画になるぜ!」

十六夜「きっと、自分が悪役だからこの特撮…好きじゃないのね」

ユーセイ「なるほど」

キリュー「うるせぇ!…ふ。容姿とか雰囲気が5の検事とかぶってるとか関係ねぇ…俺は俺流でいくぜ!」

ユーセイ「てか、それが理由で検事に抜擢されたんだがな…」

ガクエンチョー「それでは検事、冒頭弁論をお願いします」

キリュー「気に食わねぇが…。まあ、遅れてきた礼だ。してやるよ」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/28(月) 01:15:11.19 ID:seC9Oo+j0

キリュー「今回、この事件で殺されたのは…大人気特撮『キングマン』でダークキリューを演じているブレイブってやつだ」

ガクエンチョー「おやおや、とても爽やかな青年ですな。悪役にしては」

キリュー「悪役もイメージとかいろいろあるんだろうな。まあ、この特撮は演じている人は顔を出さないんだがな」

ガクエンチョー「なるほど」

キリュー「そいつを殺しちまったのが…キングマン役のドラガンって事だ」

ガクエンチョー「……なんというか、その…」

キリュー「こっちの方が悪役っぽい…か?いいんだぜ、素直になったほうが進行がスムーズだ」

ガクエンチョー「!!!!…い、いえ決してそういうわけでは!…わ、私が人を見た目で判断などしては…!」

ユーセイ「まあ…でもそりゃ戸惑うよなぁ。最初は」

十六夜「ユーセイ。それは酷いわよ!」

ユーセイ「イザヨイちゃんが言うな!」

キリュー「まるでドラマみてーな話だ。…だが、これはドラマじゃねぇ。現実だ…つまり、こいつは有罪なんだよ」

ガクエンチョー「ふむぅ。…しかし、殺害方法はどうやって…」